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リーディングについて(3)
先日、雑誌で日本を代表するある学者が書いていました。
「本は2度読んではじめて理解できる」
私も大賛成です。
大学1年の時に小林秀雄と言う批評家にはまりました。
「この人は自分の師匠だ」と勝手に決めて、高田馬場の
古本屋さんを巡って全集を見つけては、とうとう12巻すべて
買い集めました。それ以来50年近く読み続け、
この全集は今でも本棚に並んで、出たり入ったりしています。
最後の作品である「本居宣長」は今でもトイレに置いてあって、
その日の気分で好きなページを開けて読み、今でも
「ほー、そうだったのか!」という発見があります。
小林秀雄は論理的思考をするスキル、洗脳を外しながら
自由に考えるコツ、集中する感覚、日本文化や古典の
の素晴らしさ、歴史の観かた、音楽絵画に対する立ち位置、
フランスやロシアの文学の面白さ、骨董の楽しみなど、
いろいろなことを教えてくれました。
こういうお付き合いができる本は人生の宝だと思います。
北村
ダブリンの劇場のバー。ここでお酒を飲みながら、幕が開くのを
待ちます。
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先日、雑誌で日本を代表するある学者が書いていました。
「本は2度読んではじめて理解できる」
私も大賛成です。
大学1年の時に小林秀雄と言う批評家にはまりました。
「この人は自分の師匠だ」と勝手に決めて、高田馬場の
古本屋さんを巡って全集を見つけては、とうとう12巻すべて
買い集めました。それ以来50年近く読み続け、
この全集は今でも本棚に並んで、出たり入ったりしています。
最後の作品である「本居宣長」は今でもトイレに置いてあって、
その日の気分で好きなページを開けて読み、今でも
「ほー、そうだったのか!」という発見があります。
小林秀雄は論理的思考をするスキル、洗脳を外しながら
自由に考えるコツ、集中する感覚、日本文化や古典の
の素晴らしさ、歴史の観かた、音楽絵画に対する立ち位置、
フランスやロシアの文学の面白さ、骨董の楽しみなど、
いろいろなことを教えてくれました。
こういうお付き合いができる本は人生の宝だと思います。
北村
ダブリンの劇場のバー。ここでお酒を飲みながら、幕が開くのを
待ちます。